モミガラ燻炭&竹炭

モミガラで20%。
ワラで15%。
その体内にこれだけの
珪酸が含まれている。
となると、やはり米作りに
とっては、珪酸が必要
不可欠となる。
私は、長年、モミガラ燻炭を
焼き続けてきたが、
そんな風景の写真を
FBに載せると
「懐かし、昔は
こんなモミガラを焼く
シーンよく見かけた」
と、、、。
もしかしたら、ケイ酸カルシウム
のような、珪酸系肥料がない時代、
モミガラ燻炭がそれを
補っていたのでは?
そして、『現代農業』
2022年12月号の
モミガラ燻炭&竹炭
特集に以下のことが
書いてあった。
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暖効性の珪酸肥料に
燻炭の特徴として、炭素の他に木炭にない成分を
含んでいることがあげられます。それが珪素です。
イネは生育中に根からケイ素が水に溶けてできた珪酸を
吸収して、葉や茎の組織に集積し、植物体を強化して
耐倒状性や、病気や害虫に対する抵抗性を高めています。
特に種子を守るモミガラには20~25%も珪酸分が
含まれており、非常に硬い組織となっています。
 この珪素分は焼いてもガス化せず、そのまま残ります。
しかし、珪素分はガラスのように半永久的に安定と
いうわけはありません。珪素は水に溶けないと
思われがちですが、実は違います。植物が吸収した
珪素分は鉱物のように結晶化しておらず、どちら
かというと硬いスポンジ状の非晶質の状態で
あることが分かっています。この非晶質の珪素は
水に溶けます。と言っても、食塩のようにさっと
溶解するわけではなく、極めて緩やかに溶ける
性質を持っています(可溶性)。
 くん炭は比較的低温で焼くため、モミガラの
珪素分のほとんどが非晶質のままであり、徐々に
溶けて、土壌に珪酸を供給します。イネは
水に溶けた珪酸を再び吸収するので、水田や
育苗培土へのくん炭施用は元素循環の観点からも
重要です。(P47~49)
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モミガラには、約20%珪酸が含まれおり、
それを炭焼きすると、酸素、水素、
炭素の一部が飛んで、珪酸の比率が
50%を超える。
それが、徐々に溶けだして
効果を出すようです。
これは、たぶん、
昔ながらの知恵でしょうね(^^)/
さらに、参考文献として
以下の二つを貼り付けておきます。
http://www.bsikagaku.jp/f-knowledge/knowledge22.pdf
https://www.zennoh.or.jp/…/hiryou/pdf/qa_keisankouka.pdf